auじぶんcardブランドのクレジットカードは現在、株式会社クレディセゾンと三菱UFJニコス株式会社が発行しています。

auじぶんcardセゾンauじぶんcard MUFGカードです。

以前は、株式会社ジェーシービー、トヨタファイナンス株式会社もそれぞれJCB、TS3ブランドで発行していたのですが、現在は新規募集停止状態となっています。

au携帯料金の支払いに最適なauじぶんcard。果たして、セゾンとMUFGどちらがお得か比較したいと思います。

文章が長くなりそうなので、初めに結論を述べておくと、ポイント(じぶんポイント)を貯めることに主眼を置くなら断然、auじぶんcardセゾンです。

海外旅行用のカードとしての用途であれば、auじぶんcard MUFGカードがおすすめです。

auじぶんcardセゾンはnanacoチャージ、楽天Edyチャージでポイントあり!

auじぶんcardセゾン、auじぶんcard MUFGカードいずれも、クレジットの利用額100円(税込)ごとにじぶんポイントが1ポイント貯まる点は同じです。

ポイント優遇制度も同一です。「利用代金の口座振替先をじぶん銀行に設定」と「auスマートパスの利用」のいずれかの条件を満たすとポイント付与率が100円(税込)=1.5ポイントに優遇され、「auスマートパスの利用」と「利用代金の口座振替先をじぶん銀行に設定」の同時達成でポイント付与率が100円(税込)=2.0ポイントにアップします。

大きな違いは、プリペイド型電子マネーのチャージでじぶんポイントが貯まるかどうか。

auじぶんcardセゾンは、nanacoチャージ、楽天Edyチャージ、モバイルSuicaチャージの利用分がポイント付与対象となりますが、auじぶんcard MUFGカードは楽天Edyチャージ利用分のみポイント付与対象です。

nanacoチャージでポイントが付くとどのようなメリットが有るか?セブンイレブンでおサイフケータイのnanacoモバイルで決済する前に、auじぶんcardセゾンでnanacoチャージしておけば、じぶんポイントとnanacoポイントの二重取り完成。

楽天Edyチャージでポイントが付くとどのようなメリットが有るか?楽天Edyが使えるファミリーマートやローソンで楽天Edyで決済する前に、auじぶんcardセゾンで楽天Edyチャージしておけば、じぶんポイントauポイント(Edyでポイントでauポイントを設定済みの場合)の二重取り完成。

このようにダブルでポイント獲得できるため、トータルの還元率が一気にアップするのです。モバイルSuicaでも同様です。

一方、ポストペイ型電子マネーでは、auじぶんcard MUFGカードに一日の長があります。

両カード共にチャージ不要のポストペイ型電子マネーQUICPayに対応していますが、auじぶんcardセゾンはQUICPayモバイルでの利用に限定されるのに対し、auじぶんcard MUFGカードでは専用のQUICPayカードの発行も可能です。

旅行傷害保険・ショッピング保険付きのauじぶんcard MUFGカード

auじぶんcard MUFGカードは付帯保険が充実しています。

一番大きいのは、海外旅行傷害保険が自動付帯することです。海外旅行傷害保険は、出発日から帰国日までの最長90日間、怪我・病気の治療費、デジカメやスーツケーなどの携行品の破損・盗難、法律上の賠償責任を負ってしまった場合の賠償責任費用まで幅広く対応してくれる保険です。auじぶんcard MUFGカードはこの海外旅行傷害保険が出国前に特別な手続きなしで自動的に適用されます。最高補償金額は死亡・後遺障害保険金で最高2,000万円です。

最高補償金額1,000万円の国内旅行傷害保険も付帯します。しかし、今度は適用条件が「利用付帯」です。航空機、電車、船舶などの公共交通乗用具の搭乗費用、宿泊施設の宿泊費用、宿泊を伴う募集型企画旅行参加費用を事前にauじぶんcard MUFGカードで決済した場合に保険適用となります。

また、国内外を問わずauじぶんcard MUFGカードで購入した品物の破損・盗難・火災などの損害を購入日から90日間、最高200万円まで補償するショッピング保険も付帯します。

auじぶんcardセゾンにはこれら3保険がいずれも付帯しません。

リボ払い・キャッシングで比較

利用予定はないかもしれませんが、リボ払いサービス、キャッシングサービスでも比較しておきましょう。

auじぶんcardセゾンのリボ払いサービスは「リボ宣言」。手数料は年率14.52%です。月々の支払金額=設定金額を増額することで初回支払い時に一括払いすることもできますが、セゾンの「リボ宣言」の場合、初回一括払いしても購入日から支払日までの日数のリボ払い手数料が必ず発生します。

auじぶんcard MUFGカードのリボ払いサービスは「楽Pay(らくペイ)」。手数料は実質年率15.0%です。楽Pay(らくペイ)は、初回支払い時に一括返済してしまえばリボ払い手数料は発生しません。

キャッシングについても微細な違いがあります。

まず、実質年率と返済方式ですが、auじぶんcardセゾンは実質年率12.0%~18.0%で、返済方式は一括返済方式または定額リボルビング方式。auじぶんcard MUFGカードは実質年率14.95%~17.95%で、返済方式は元利一括方式です。

また、auじぶんcard MUFGカードでは、本会員・家族会員(ファミリーカード会員)共にキャッシングが利用できますが、auじぶんcardセゾンでは家族会員はキャッシングを利用することができないという差異があります。

国内提携ATM・CDで借り入れを行う際、auじぶんcard MUFGは必ず有料(1万円の場合105円、2万円以上の場合210円)となりますが、auじぶんcardセゾンではCREDIT SAISON ATMで利用した場合は手数料がかかりません。

セゾンカード共通の特典、MUFGカード共通の特典

その他の両カードのメリット(デメリット)を挙げておきましょう。

auじぶんcardセゾンは、西友、リヴィン、サニーでの優遇特典があります。毎月5日、20日の恒例開催日及び特別開催日に、全国の西友、リヴィン、サニーでauじぶんcardセゾンを利用すると、食料品・衣料品・家電用品が請求時に5%割引になります。

一方、auじぶんcard MUFGカードは、銀聯カードを追加発行、海外の主要都市で海外アシスタンスサービスハローデスクを利用できるというメリットがあります。

結論

利用シーンは国内中心で、よりじぶんポイントを貯めたい方にはauじぶんcardセゾン、海外利用も検討されている方で、当カード以外に海外旅行傷害保険付きのクレジットカードをお持ちでない方はauじぶんcard MUFGカードが最適かと思います。

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