全日本空輸(ANA)と、セブンイレブンを運営するセブン-イレブン・ジャパンを傘下に収めるセブン&アイ・ホールディングスとの業務提携により、2013年4月1日から、セブンイレブン全店(約15,000店舗)が「ANAカードマイルプラス」加盟店となりました。

「ANAカードマイルプラス」加盟店のセブンイレブンでANAカードで支払いをすると、クレジットカード会社のポイントとは別に、200円=1ANAマイルが口座に自動的に積算されます。例えば、セブンゴールドの「札幌濃厚味噌 すみれ」(268円)をソラチカカードで支払った場合、クレジットカード会社のポイント(Oki Dokiポイント/1,000円に付き1ポイント)とは別に、1ANAマイルが口座に自動積算されるということです。実質的には、3ANAマイル獲得できるわけですね。

では、今後、セブンイレブンでは、何も考えずにANAカード決済にしていればいいのか?

事態はそう単純ではありません。全日本空輸(ANA)とセブン&アイ・ホールディングスとの業務提携は、「nanacoポイント-ANAマイル」の相互交換も可能にしたからです。前エントリー「nanacoチャージでANAマイルを貯められるクレジットカード一覧」で紹介した漢方スタイルクラブカードを使って、nanacoクレジットチャージを行い、nanacoマネーで支払いをすれば、チャージ時にANAマイル還元率1.05%、決済時にANAマイル還元率0.5%を達成でき、ポイント二重取りによりANAマイル還元率1.55%を実現できます。

セブンイレブンでは、「漢方スタイルクラブカード+nanaco」という支払いオプションの方が「ANAカード」よりも、還元率で0.05%分上回るわけですね。

ですが、還元率で0.05%上回ると入っても、nanacoクレジットチャージの手間がありますから、実際にはほとんど優劣はないといってもいいでしょう。

セブンイレブンでの購入商品の中にnanacoボーナスポイント対象商品があった場合は異なります。

例えば、ボーナスポイントが20ポイント獲得できる「い・ろ・は・す ハスカップ 555ml」(126円)を2本購入したとしましょう。ANAカード決済では、ANAカードマイルプラスのボーナスマイルを考慮しても3ANAマイルしか獲得できません。一方、漢方スタイルクラブカードでnanacoクレジットチャージしたnanacoマネーで支払いをすれば、ボーナスポイントだけで40ポイント=20ANAマイルも獲得できます。

セブンイレブンでの買い物の際、通常商品の支払いは「ANAカード」でも「漢方スタイルクラブカード+nanaco」でもどちらでもよいと思いますが、nanacoボーナスポイント対象商品がある場合は、「漢方スタイルクラブカード+nanaco」で支払ったほうがいいでしょう。