高い還元率で人気沸騰中のリクルートカードとリクルートカードプラス。
その主なスペックを下に書き出してみました。
リクルートカード | リクルートカードプラス | ||
年会費 | 無料 | 2,100円 | |
国際ブランド | Visa | JCB | JCB |
ポイント還元率 | 1.2% | 2.0% | |
海外旅行傷害保険 | 最高2,000万円 (利用付帯) |
最高3,000万円 (自動付帯) |
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国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円 (利用付帯) |
最高3,000万円 (自動付帯) |
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ショッピング保険 | 年間200万円 | 年間200万円 | |
電子マネー | 楽天Edyチャージ、モバイルSuicaチャージ、SMART ICOCAチャージ | QUICPay、nanacoチャージ、モバイルSuicaチャージ |
やはり凄いですよね。
還元率が高く、電子マネーにも強い。そして、旅行傷害保険(国内・海外)、ショッピング保険を標準装備。REX CARD、漢方スタイルクラブカードを完全に凌駕しています。
しかし、多くの方が指摘しているデメリットというか弱点がありました。それは、リクルートポイントの使い道が、じゃらん、ポンパレ、ポインパレモール、ホットペッパーグルメなどのリクルートグループのネットサービスに限られること。
そのリクルート内ネットサービスいずれもが楽天グループの楽天トラベル、楽天市場、シェアリーや、Yahoo!グループの対応サービスに比べて貧弱じゃないかと。リクルートポイントの使い勝手が悪いんじゃないかと。
ですが、実際にしばらくリクルートカードプラスを利用して、ポイントを獲得&利用してみた感想としては、「全く問題ない」ということでした。
うちは月に20万円くらいのクレジット利用があるので、月に最低でも4,000ポイントのリクルートポイントが貯まります。このポイントを利用して、ポンパレモールでミネラルウォーター、ティッシュペーパー、トイレットペーパーなどの日用品を買ったり、ビール、『進撃の巨人』『3月のライオン』などの最新刊を揃えたりしています。
確かに、ポンパレモールの取り扱い点数はアマゾンや楽天市場、Yahoo!ショッピングには及ばない。ヴァラエティに乏しい。しかし、生活必需品に関しては十分間に合う。毎月必要なミネラルウォーター、ティッシュペーパー、トイレットペーパー等はリクルートカードプラスの利用ポイントで十分賄えてしまいます。本についてもAmazonマーケットプレイスのようにロングテールは扱い切れていませんが、雑誌やコミックの最新刊はちゃんと送料無料で届けてもらえます。
そして、ポンパレモールはポイントを利用して買物をした場合でも、3%のポイントが付く!どういうことかというと、3,000円の買上金額を3,000ポイント利用して払って、実際の支払額が0円でも90ポイント獲得できます。
しかも、ポンパレモールでは、アマゾンや楽天市場、Yahoo!ショッピングに追いつけ追い越せのポイント大盤振る舞いキャンペーンを常時開催しているので、ボーナスポイントの量も半端がない。ほぼ常にプラスアルファのポイントを獲得できます。
というわけで、リクルートカードプラス×ポンパレモール生活はかなりお得です。「リクルートポイントはリクルート内ネットサービスでしか使えない」ということに対しては特にデメリットも感じていません。
なお、リクルートポイントはネットの世界からリアルの世界にも進出中です。
「Airウォレット」(App Store、Google playからダウンロード可能)というアプリを使えば、東京都内のカフェや熱海エリアの商店街などのAirウォレット対象店舗にて、会計金額の2%のポイントを貯めることができます。また、保有しているリクルートポイントを会計金額に充当することもできます。
また、ファッションストアへの来店促進アプリ「ショプリエ」(App Store、Google playからダウンロード可能なアプリ)を使えば、保有しているリクルートポイントを、Flags、ROPE、JINS、BEAMS LIGHT、松坂屋、大丸などのリアル店舗で利用可能な商品券に交換することができます。
リクルートポイントは限られたネットの世界でしか利用できない・・・は過去のものとなりつつあるのです。
リクルートカードには利用できるポイントモールがない
しかし、リクルートカードプラスを利用してみて初めて気づいたデメリットがあります。最大の弱点と言っていいかもしれません。それは、リクルートカードにはクレジットカード会社が用意するポイントモールがないことです。
例えば、株式会社ジャックスの発行するREX CARDや漢方スタイルクラブカード、リーダーズカードの会員は、「JACCSモール」と呼ばれるジャックスカード会員向けのポイントモールを利用することができます。
JACCSモール経由で楽天市場やアマゾン、Yahoo!ショッピングなどで買い物をすると、クレジットポイントとは別に、ボーナスポイントが付与されます。REX CARDはJACCSモールのお陰で、アマゾン利用時のトータル還元率が2.25%(カード本来の還元率1.75%+JACCSモール経由の還元率0.5%)になります。
三井住友カードは「ポイントUPモール」、ジェーシービーは「Oki Dokiランド」、クレディセゾンは「永久不滅.com」、三菱UFJニコスは「POINT名人.com」、ライフカードは「L-Mall」というポイントモールをそれぞれ用意しています。
しかし、リクルートカードにはそれがない。
リクルートカードのネットサービスはMyJCBですので、Oki Dokiランドが利用できるのではないかと思われるかもしれませんが、Oki Dokiランドが利用可能なJCBカードはOki Dokiポイントが貯まるJCBカードのみです。
リクルートカード、リクルートカードプラスはJCBブランドですが、ショッピングポイントはリクルートポイントですので、Oki Dokiランドを利用することができません。
実際に、リクルートカードでOki Dokiランドを利用しようと試みてみると、以下のように弾かれてしまいます。
ですが、リクルートカード、リクルートカードプラス新規入会をご検討の皆さん、ご安心を。
ジェーシービーが用意するポイントモールは利用できませんが、クレジットカード会社以外が運営するポイントモールは利用できます。中には、「ハピタス」のように高還元率のポイントサイトもあります。
Oki Dokiランド経由でポンパレモールでショッピングをすると、Oki Dokiポイントが4倍(通常1倍+ボーナスポイント3倍)になります。Oki Dokiランドそのものの還元率は1.5%相当です。
一方、ハピタス経由でポンパレモールでショッピングをすると3%相当のハピタスポイントを獲得でき、PeXポイント経由でリクルートポイントに等価で交換できます。
リクルートカードプラスでハピタス経由でポンパレモールを利用すると、還元率はトータル8%(リクルートカードプラス2%+ポンパレモール3%+ハピタスポイント3%)!
ハピタスのお陰で、リクルートカード専用のポイントモールがない弱点は克服できます。ただし、ある一点を除いては!
ポイントモールではアマゾンが利用できない
クレジットカード会社が用意するポイントモールには参加ショップとしてアマゾンも含まれているのですが、「ハピタス」などのクレジットカード会社以外運営しているポイントモールにはアマゾンは参加していないのです。
リクルートカード最大のデメリット(弱点)は、アマゾンを利用するときにポイントモールを経由できないこと、この一点です。
カードの還元率だけで比べるならば、リクルートカードプラスはREX CARD、リーダーズカード、漢方スタイルクラブカードよりも上なのですが、アマゾンを利用する時は(JACCSモール経由の還元率0.5%が追加される)REX CARD、リーダーズカード、漢方スタイルクラブカードに負けてしまうのです。
その一点だけを除けば、リクルートカード、リクルートカードプラスはパーフェクトに近いカードですよ!